中核用語アウレリオンの語彙は「作動する」。意志、機能、境界、白炎、黄金の呪いといった語は現象に名前を付けるだけではない。それが何をでき、何を代価とし、現実のどの部分を乱すのかを読者へ示す。法則のように振る舞う言葉アウレリオンには統制された語彙が必要である。一般的なファンタジー用語では、その形而上学を記述するには曖昧すぎるからだ。時間は宇宙的次元、個人的連続性、局所的に停止された過程のいずれも意味しうる。記憶は回想、同一性、担い手が消えても残る基質を意味しうる。機能は普通の仕事でもあり、怪物、制度、場所を拘束するほど強い存在論的役割でもある。意志は欲望と同じではない。割り当てられた機能とは別の行為を選べる能力である。魂は一般的な「霊」ではない。真に行使された意志が残す残余である。境界を表す語にも同じ精密さが求められる。「大いなる無」は原初の非存在であり、単なる闇ではない。「彼方」は幽霊の隣国ではなく、通常現実と大循環の外側にある状態である。「境界」は、その状態が始まる不安定な接点だ。超越存在は、身体、時間、記憶、機能からなる通常の連鎖からどれほど移動しているかによって分類される。この語に道徳的・精神的優越の意味はない。同様に領主も存在論的分類であり、絶対的な機能を持つ固定された均衡力であって、政治的な領主と混同してはならない。制度や過程にも固定用語が必要なのは、名称そのものが仕組みを符号化しているからである。黄金の血は貪欲によって発動する特定の変成現象。黄金秩序は黄金を経済、教義、儀式力へ変える体系。黄金の呪いは黄金の論理が人間や環境へ飽和したときに生じる歪み。白炎は魔法を抑圧する対魔法技術・教義であり、白灰異端審問会はそれを運用する制度である。分離ノードは、より広い分離機械の中央集中部の一つ。最後の儀式は妖精女王が神々の石板を書き換えようとする試みであり、単なる最終決戦ではない。したがってこの項目は、同義語辞典というより、コデックスを読むためのルール集として機能する。用語を厳密に使えば、関係が見えてくる。記憶は魂ではないまま盗める。身体が失われても機能は残る。意識があっても完全に自由とは限らない。奇跡は強力でも、生きているとは限らない。アウレリオンでは、現象を正しく名づけることが、その現象がすでに何を代価として徴収しているかを理解する第一歩になることが多い。