戦争の算術アウレリオンでは、商人が貸借対照表を読むように軍隊を読める。兵士、民族、魔法、地形、契約は資産となり、その価値は場所、補給、教義、そして戦わせるために必要な代価によって変わる。軍隊が資産になるときロシア語マニフェストはこの視点をARAS――軍隊と種族を資産として扱う考え――と名づける。あえて乱暴な例では、オークを2、ゴブリンを0.5、吸血鬼を10とする。重要なのは、各民族の全員に永続的な宇宙的値札が付いていることではない。アウレリオンでは軍事力を会計へ翻訳できる、という点だ。ファンタジーの民族を神話的評判だけでなく、作戦へ何を提供するかというモデルによって比較できる。「軍事概観」はこの発想を戦闘力(BP)へ変える。1 BPは槍と盾を持つ平均的歩兵を基準とするが、同じ資料は、この尺度が概算であり、年代記、偵察、利害ある情報分析から作られるとも警告する。この警告は不可欠だ。吸血鬼は直接遭遇では圧倒的でも、ゴブリンは数、破壊工作、兵站で意味を持ち得る。アンデッド軍は暗黒の森では支配的でも、アンカーから離せば衰える。したがって係数は出発点となる抽象であって、戦争の結果ではない。国家は別々の方法で帳簿を操作する。白王は人口、規律、対魔法を信頼できる通常戦力へ変える。黒日帝国は犠牲教義により、破滅的代価と引き換えに恐るべき頂点戦力を作れる。嵐の城邦連邦は艦隊、航海、気象制御を海上支配へ変換する。竜骨王朝は特殊な儀式工学を集中させるが、困難な東方補給に依存する。三貨共和国は、兵士の人数を一人も変えずに軍事力の所有者を変えられる。信用、債務、契約が軍隊を帳簿の列から列へ移す。だからARASが最も有用なのは、単一の普遍ランキングになろうとしないときだ。アウレリオンの戦争は換算率の問題である。地形は数を接近可能性へ、兵站は蓄えた力を使用可能な力へ変える。対魔法は敵資産の価値を変える。契約は戦力を移転できる。儀式は将来の負債を引き受けることで一時的頂点を買える。算術は戦争を清潔にはしない。それぞれの教義が何を資産と呼び、何を支出でき、どの損失を帳簿の外に置くことを許すかを露わにする。